剣道を続けているとある日訪れる"審判のお願い"。
「審判なんて自分で務まるのかな」という不安もあれば、これまでの試合者の立場から一段階ステップアップしたようで嬉しい気持ちになることもあるでしょう。
そして試合の要綱などを見てハッとします。
「・・・審判の服装を準備しなければ」
審判の服装の規定
全日本剣道連盟剣道試合・審判細則によれば
- 上衣は紺色（無地）とする。
- ズボンは灰色（無地）とする。
- ワイシャツは白色（無地）とする。
- ネクタイは（無地）とする。
- 靴下は紺色（無地）とする。
と定められています。
そう、非常にアバウトな規定なのです。(笑)
全剣連のマークを目にしたことがある方も多いかと思いますが、あのマークは赤・青・白の3色からなり、「赤色の部分が「智」、青色の部分が「仁」、白色の部分が「勇」を表します。智・仁・勇を以って一体とした姿、すなわち剣道の精神を象徴したものです。」(全剣連公式サイトより)という意味を持っています。
直接の言及は見当たりませんが、審判の服装の色にもこのような由来があるのかもしれません。
審判の服装の揃え方
服装に関する規程が分かったところで実際に揃える必要が出てきますが、なにせ色しか定められていないくらいですから当然指定のものなどはなく、自分で探さなければなりません。
イチから探すとなるとかなり手間が掛かってしまいますから、ぜひ本記事を参考になさってください。
上衣
上着のことで、一般的にはブレザーとされています。
夏は上着が不要な場合があるので後回しでも構いませんが、いざ用意しようと思うと最も手間のかかるアイテムです。
ブレザーと普通のスーツの違いは様々な見方がありますが、おおまかには
- ボタンが金属製
- 紺系の色
- 腰辺りの布の切れ目(ベント)が中央にある(センターベント)
というのがブレザーの特徴のようです。
これらの特徴を満たすものを洋服屋さんなどで探すことになりますが、セール品を除けば2～3万円程度が多いようです。
お店まで行き、数ある商品の中から審判にふさわしいものを選び、サイズを合わせる。
なかなか手間が掛かります。
しかも、量販店ではブレザーそのものの品揃えが少ないこともありますね。
そこで注目なのがこちら。
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価格:10,980円 |
通常のブレザーですが、光の反射の小さい銀ボタンなど、まさに審判向け。
購入の際はサイズをしっかり確認しましょう。
ズボン
ズボンは灰色のスラックスですから比較的簡単に見つけることができます。
こちらは上着に比べてサイズの個人差が大きいので、履き心地や動きやすさなど実際に試着をしながら決めるのが良さそうです。
ワイシャツ・靴下
消耗品の性格の強いワイシャツや靴下は比較的どこでも売っていますね。
時々新しいものに替えて新鮮な気持ちで審判に臨みましょう。
ネクタイ
市販のネクタイは様々な色や模様で個性を楽しむことができますが、審判に必要なのはあくまで無地のネクタイ。
探してみると意外に見つけにくかったりしますが、風格のある立ち姿を演出してくれるようなものが良いですね。
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価格:1,320円 |
ネクタイ・バッヂについては全剣連の公式のものがありますので気になる方はこちらをご覧ください。
その他の持ち物
服装が用意できたら準備はいよいよ大詰め。
必要な小物を用意しましょう。
審判旗
審判と言えば審判旗。
大きさには規定がありますが、剣道審判用として販売されているものは基本的に基準をクリアしています。
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また、あわせて袋も持っておくと便利です。
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巾着袋
荷物が多いときは通常のカバンが活躍しますが、貴重品だけ持てば十分、という場面もあります。
ポケットに入れるのもいいですが、やはり試合場に入るときは身軽にしておきたいものです。
ボディバッグを身に着ける方も多いかと思いますが、少し和風に、巾着袋を提げてみるのはいかがでしょうか。
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いざ、試合へ！
揃えるまでがちょっと手間ですが、あとはびしっと着こなして審判を務めるだけ。
審判として剣道を学ぶのもまた奥深い修行ですが、防具と同様に衣服や小物も相棒として大切に使っていきたいですね。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
審判の心構えについてまとめた記事はこちら。
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