剣道の稽古においては体力や技の鍛錬だけでなく、理論を学ぶことも大切です。
四段以降は「指導者」の位であると言われますから、自分の中で理解するだけでなくそれを教えることができるように技能や理論を身に付け、より厚みのある剣道を目指しましょう!
準備体操のねらい
稽古の前には必ず準備体操をしているという方が多いかと思いますが、その効果やねらいを毎回意識している方は少ないのではないでしょうか。
貴重な稽古の時間を使って行う準備体操ですから、少しでも有意義なものにできるよう、以下のような目的意識を持つようにしたいですね。
怪我の予防
準備体操と言えばこれが一番に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
筋肉や関節をほぐし温めることによって、動かしたときの肉離れや関節の不具合、転倒などの可能性を下げることができます。
剣道は筋肉や関節に瞬間的に大きな力がかかることも多いので、突然の怪我を防ぐためにしっかり行いたいですね。
体を温める
冬などは顕著ですが、体が冷えた状態では満足に動くことができません。
貴重な稽古の時間を最初から最大限に活かすため、体全体を温める意識を持ちましょう。
気持ちを盛り上げる
準備体操では声を出す機会も多く、また徐々に体が温まることも相まって気分を前向き・積極的にすることができます。
逆に考えれば「今日は少し気分が乗らないな」というときにはいつもより少し準備体操を丁寧にやってみると良いかもしれませんね。
素振り
準備運動の一つとして素振りが挙げられます。
素振りは「空間打突」という打突の一つの形態でもあり、「準備運動」のくくりでは違和感があるかもしれませんが、これによって打突に使う筋肉をほぐし、振りかぶりや刃筋の確認をすることができます。
いきなり防具を着けた状態で打突の稽古をするのに比べ、細かいところを意識できるので素振りによって稽古の効果を上げることができると考えられます。
解答例
以上を踏まえて「『準備運動の意義』について述べなさい」への解答例をまとめましょう。
また、体が温まるだけでなく気分を高める効果も期待でき、それによって稽古時間をより有効に活用できることに加え稽古に臨むモチベーションを高められる。
さらに、素振りも準備運動の一部と考えることができ、手の内や刃筋など、防具を着ける前に行うことで細かい部分に焦点を当てて稽古することができる。
加えて、実際の稽古のイメージトレーニングのような形でも取り入れることができるため、素振りによっても稽古の質やモチベーションを高められると考えられる。
この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。
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