切り返しの方法

剣道を考える

初段審査では初めての学科審査に挑戦することになります。
技能だけでなく、理論も身に付けてより厚みのある剣道を目指しましょう!

切り返しの要素

切り返しは剣道の最も基本的な稽古の一つですが、別の記事でも解説したように様々な要素が詰まっているので一つひとつを丁寧に行って上達を目指しましょう!

切り返しは

  1. 正面打ち
  2. 体当たり
  3. 前進の左右面
  4. 後退の左右面
  5. 正面打ち

という流れで行うことが一般的です。
以下、それぞれの動きをみていきましょう。
(本記事では掛かり手の動きに焦点を当て、元立ちの動きについては別の記事で解説します)

正面打ち

正しく構え、充実した発声を伴って攻め合いをした後に一足一刀の間合に入り、大きく正面を打ちます。

体当たり

正面打ちの勢いを活かして体の重心を相手にぶつけるような心持ちで体当たりをします。
腕を伸ばして当たる「手当たり」にならないよう、腕を自然にたたんで鍔競合いの形で当たりましょう。

前進・後退の左右面

体当たりの作用で元立ちが下がりますから、左面(自分から見て右)から交互に、前へ4本、後ろへ5本、足捌きを伴って左右面を打ちます。

大きく、かつ姿勢が崩れないように打突し、手の内や左拳を正中線から外さないことを意識して刃筋正しく行います。

正面打ち

左右面の9本目(左面)を打った後に剣先が相手から外れ(縁が切れ)ないように後退して中段に構え、一足一刀の間合から正面を大きく打突します。

ここまでが1セットで、ここから体当たりをしてもう1セット(計2セット)行うことが一般的です。

様々な切り返し

上で解説したものが一般的に「切り返し」と言われるものですが、目的によって様々な切り返しの稽古することがありますので、その例を紹介します。

通常の切り返しの本数を変える

通常は1往復9本の左右面を2往復行いますが、これを1往復のみにしたり、あるいは増やしたりすることがあります。
打突の早さや機敏な体捌きを修錬しようとするときは減らし、体力や精神力を鍛錬したいときは増やす傾向があるようです。

加えて、体当たりは1度だけで左右面の本数を増やすこともあります。「100本切り返し」が一例ですが、かなり負荷が大きいので体力的にも精神的にも得られる効果は大きい稽古だと言えます。

打突する部位を変える

左右面ではなく胴を打つ「胴の切り返し」が一例です。

打突部位が変わることによって手の内や姿勢を見直す機会になりますし、もちろん胴打ちの稽古としても有効です。

解答例

以上を踏まえて「『切り返しの方法』を説明しなさい」への解答例をまとめましょう。

正しい構えと充実した発声をもって攻め合いをし、一足一刀の間合から正面を大きく打突する。

体捌きの勢いを活かして体当たりし、左面から交互に前へ4本・後ろへ5本、足捌きをともなって左右面を打つ。

その後、気を切らずに後退し、一足一刀の間合から正面を打突する。

これを1回として通常は2回行うが、錬度や目的によって往復数や本数、打突部位を変えて稽古することもある。

※学科審査がレポート形式の場合などで本記事の内容をそのまま利用することは剽窃となりますので、ぜひこれを参考にご自分の言葉で考えてみてください!

この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。

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