【初心者から上級者まで】剣道具の選び方

剣道具
  • 「剣道を始めるので防具が欲しいけど、どのように選べばいいの?」
  • 「お下がりを使っていたけど、いよいよ自分の防具が必要になった!」

剣道修行の必需品「剣道具」。
新しく剣道具を探すきっかけはさまざまですが、見た目はあまり変わらないのに値段の差があったり、「○○仕立て」や「○○刺し」など違いが分かりづらいことが多いですよね。

経験者でも意外と詳しいことまでは分からない剣道具。
ここでは皆さんに"納得のいく買い物"をしていただくための解説をしていますので、初心者剣士やその保護者の方、さらにはより良い剣道具を求める上級者の方まで、ぜひチェックしていってください!

※以下では剣道具(面・甲手・胴・垂)のことを「防具」とも言います。

最も重要なのは"サイズ"です


剣道具には材料や製法などによっていろいろな種類がありますが、すべてに優先して重要なのは「サイズが合っているかどうか」です。

「サイズぴったりの廉価品」と「サイズの合わない高級品」では前者の方が圧倒的に良いというのが剣道具の世界です。

身に着けて運動をするわけですから、サイズが合っていなければ使い心地が良くないのはもちろん、上達のスピードにまで悪影響が出てしまいます。当然ですが着装した見た目も悪くなります。

靴だと分かりやすいでしょうか。小さすぎるものは窮屈ですぐに足が痛くなりますし、逆にブカブカだと靴擦れや疲れの原因になります。
陸上競技ではオリンピック選手であろうと学生の部活動であろうと靴のサイズにはこだわるでしょうが、剣道ではなぜか防具のサイズがそこまで重視されていないように感じます。

面のサイズ

面のサイズは主に「内輪のサイズ」と「物見の高さ」を合わせます。

「内輪のサイズ」は簡単に言えば顔と面のフィット具合のことで、小さければ顔が面に入りきりませんし、大きければ打たれたときにずれるなど装着感の悪さを感じます。
さらには自分の体に対して面が大きいと着装時に頭が大きく見え、バランスも良くありません。

「物見の高さ」は「物見(ものみ)」と呼ばれる面金の一番間隔の広いところと目の高さの関係で、これが合っていれば着装時の視野を最大限にすることができます。
逆に合っていないと視野を確保するために首の角度で調整することになり、姿勢の崩れや打たれたときのダメージの増大につながってしまいます。

剣道では「一眼二足三胆四力」と言われるように「眼」がとても大切だとされています。
これは視野を十分に確保することの重要性を表す言葉でもあり、それに加えて面は最も頻繁に打突される部位ということもありますから、面のサイズをきっちり合わせることがいかに重要かが分かりますね。

甲手(小手)のサイズ


甲手は「手の長さ」と「手の厚み」を合わせます。手全体がまんべんなくフィットしているものが理想的です。

稽古をするにあたっては「正しく早い打ちをしよう」「刃筋の通った力強い技を身に付けよう」といった「打突」に関する目標を立てることが多いでしょう。

そして打突には竹刀操作が重要な役割を占め、竹刀操作は甲手を介して行われるものです。

そう、多くの剣士の修行の成果には甲手が深くかかわっているのです。

手がぴったりと収まる甲手は素手に近い竹刀操作を実現でき、稽古の目標を達成するための大きな支えとなります。

胴のサイズ

胴のサイズは主に「胴全体の高さ」と「胴胸の幅」で合わせます。

もちろん「胴台(のみ)の高さ」「胴台の開き(幅)」なども合わせたいところですが、胴のサイズはある程度の規格があるので通常は自分の体形にとっての理想サイズに近いものを選ぶことになります。

胴が大きすぎると着装時の見た目の悪さに直結し、さらには垂を傷めたり、構えた際に腕が胴胸に当たって道着を傷めたり正しい構えがとれなくなったりします。
※特に女性は男性に比べて骨格の特徴上垂の位置が高くなるので、身長だけで胴を選ぶと大きすぎる傾向があります。

逆に少し小さいくらいでは見た目と防御性には大した影響はなく、動きやすさという意味ではかえって良い面もあります。

垂のサイズ

垂は主に大垂3枚の付け根の幅で合わせ、着装した際に両横の大垂が体の後ろに回り込まないようなサイズのものを選びます。

こちらも胴のサイズと同様、大きすぎると足さばきや見た目に悪影響が出ますが少し小さいくらいであれば特に問題なく使用できます。

サイズを合わせる難しさ

上で解説したように剣道具のうち胴と垂は比較的サイズが合わせやすく、ネット通販などの既製品でも対応できるケースが多いです。

これは「胴と垂は個別の製品サイズが測りやすいので購入を検討しているものと手元のものを比べて選ぶことができる」からで、サイズの規格もある程度決まっているので確認する情報量がそこまで多くないという理由もあります。

対照的に面と甲手はシビアで、身長・体重が同じ人であっても「頭の形や目の高さ」「指の長さや太さ・手のひらの幅や厚み」には随分と差があります。

もちろん既製品でも「たまたまぴったりサイズだった」ということはありますが、「S」「M」「L」などのざっくりしたサイズ分けで合うことは少ないでしょう。

靴で例えてみれば、「○○cm」と表記があれば当然自分の足のサイズを測って選ぶわけですが、メーカーや製品によって同じサイズ表記でも履いた感じが異なったり、足の幅や甲の高さが違って合わないということは珍しくありません。

「洋服はネット通販で買うこともあるけど靴は必ず試着をして選ぶ」という方も多いと思いますが、剣道具(特に面と甲手)のサイズ合わせはそのくらいシビアなものだということを忘れないようにしたいですね。

さて、「靴を選ぶように試着などしてなるべく安い防具を買おう!」と思ったところで気付くことがあります。

それは、防具は靴のようにはたくさんないということです。

街中には靴を扱っているお店はたくさんありますし、各店に在庫がたくさんあります。
家から近い何店舗かを回ればその日のうちにお気に入りの一足を見つけることは難しくないでしょう。

しかし剣道具はどうでしょうか。

防具屋さんは特に地方では何か所もないですし(しかもちょっと入りづらい雰囲気もあったり)、実際に体に合わせられる在庫がいくつもあるというケースはあまり多くないでしょう。
しかも価格やデザインの面でちょうどいいものとなるとさらに数は限られてきます。

何か所も防具屋さんや大会会場の出店などを回り、ついにお手頃価格の防具を見つけることができた時、「あれ、これってお得な買い物だったの?」となる可能性も十分にあります。

コスパ重視の防具選び

さて、剣道具選びにおいてサイズをしっかり合わせることの重要性と難しさを確認したところで「サイズを合わせて作ってもらおう!」という選択肢が出てきます。

もちろんネット通販などで低価格を売りにした防具に比べれば割高になりますが、最初から自分のサイズに合った防具を手に入れられ、毎回の稽古を快適に行えることを考えればかえって安くつくこともあるでしょう。

予算の都合がある場合、「面と甲手はオーダーメイドで作ってもらい、胴と垂は安価な既製品にする」という選択肢もありますね。

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オーダーメイドの剣道具とは

オーダーメイド・・・なんと胸が高鳴る響きでしょう。

ハードルの高さを感じる方も多いかと思いますが、剣道具の製作は手作業によるものが多いのでサイズを合わせて作っても製作の手間自体は実はそんなに変わりません。

しかし、防具全体の90%以上を占めると言われる海外製のものはそういうわけにはいきません。大量生産やライン作業などによって低価格を実現しているのでいちいちサイズを細かく指定して作っていては効率が落ちてしまいます。

また、ネット通販や小売り専門の防具屋さんで防具を購入する際にサイズを測った経験がある方も多いでしょうが、その指定をしたからといってオーダーメイドというわけではありません。

「え、サイズを指定して注文したんだからぴったりサイズになるんじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですが、上で解説したように剣道具のサイズ合わせは思いのほか複雑です。

そのような場合はどちらかと言えば「近いサイズの既製品を探す」という形に近いでしょう。
上で解説したように胴と垂はその方法でも比較的合わせやすいですが、面と甲手は例えば「内輪は確かにぴったりだけど物見が合っていない」とか「手の長さはちょうどいいけど幅が広くてブカブカする」といった不具合が起きやすくなります。

ですから「出来合いのものの中からサイズの近いものを探す」のではなく「自分の体に合わせて防具を作ってもらう」ことが必要で、言われてみれば当然ですがこれが「オーダーメイド」ということです。

オーダーメイド剣道具のハードル

全体から見ると日本国内で製作される剣道具は非常に少ないのが現状ですが、「剣道がどんなものか」をよく知っている日本人の職人さんが培ってきた技術ならオーダーメイドに対応することができるでしょう。

こういうところで「伝統的な日本のモノづくり」は本領を発揮するのかもしれません。

人件費の安い海外製の剣道具と異なって日本製の剣道具は金額が高くなりますが、金額差以上の価値を感じる剣道家は少なくありません。
ここまでお読みいただいた方の中にもすでにそこにお気付きの方も多いのではないでしょうか。

ただ、これを実現するためには作り手(職人さん)と意思疎通ができる環境が必要であり、ここが剣道具のオーダーメイドにおいてハードルが高いポイントです。

防具屋さんと言っても小売りのみを専門としているお店も多く、そうしたところではなかなか細かいサイズの希望を実現することが難しくなります。

本格的な職人さんがいらっしゃる剣道具店は現在はほとんどありませんから、ご縁があれば是非お願いしたいですね。

「オーダーメイドの剣道具が欲しいけど何をどうすればいいのか分からない・・・!」という方はこちら

この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

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