みなさんご存じの通り、剣道具選びでサイズ合わせはとても重要です。
サイズの合わせ方シリーズ第2弾!
ここでは、甲手(小手)のサイズ合わせのポイントを解説します。
まずは手を入れてみましょう
手を入れたら、甲手頭の部分を支えて奥までしっかりと指を入れましょう。
甲手も面と同様、わずかにきついくらいがベストサイズです。ブカブカのものだと竹刀を握る力が逃げてしまい、打突がしづらくなったり握りに癖がついてしまったりします。
「長さピッタリ、幅きつめ」
甲手は幅方向には伸びますが長さ方向には伸びませんので指先が引っかかるようなサイズは適当ではありません。
逆に指先と甲手の間に隙間が空くようなサイズもやはり適当ではありません。
また、横方向には伸びるので幅はピッタリよりもわずかにきついものが馴染んだときにピッタリとフィットします。
親指は幅に多少ゆとりがあっても問題ありませんが、四本指の部分は「長さピッタリ、幅きつめ」のものを選びましょう。
手首の位置は合っていますか?
甲手頭と甲手布団をつなぐ部分を「筒(つつ)」といいますが、この真ん中付近に手首が合っているかを確認しましょう。
甲手はこの筒の部分で曲がるように作られていますから、ここが合っていないとやはり構えが不自然になってしまいます。
特にまだ堅い新品の状態では目で見て確認することが重要です。
甲手布団の長さは十分ですか?
「甲手布団が短ければ打たれる確率が減る」という理屈で甲手布団が短いものが多く出回った時期がありました。
あまりの事態に大きな大会では長さに関するガイドラインが出されるなどしましたが、そうでなくても剣士の身体を守る「防具」であるからには甲手布団には十分な長さがなければいけません。
また甲手自体の美しさという点からも、甲手布団が短いというのはアンバランスに見えます。
目安としては手首と肘の真ん中あたりまでの長さがあるものが良いでしょう。
まとめ
甲手を選ぶ際は必ず手を入れて、「手首の位置」「腕が十分覆われているか」を確認し、その上で「長さピッタリ、幅きつめ」のサイズを選びましょう。
成長を見越して少し大きいサイズを選ぶこともあるかと思いますが、竹刀の操作に直接影響する防具ですから、甲手だけはその都度最適なサイズを選んでもいいくらいですね。
ぜひこだわって選んでください!
この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。
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