みなさんご存じの通り、剣道具選びでサイズ合わせはとても重要です。
では、サイズはどのように合わせればいいのでしょうか。防具一式をシリーズでお届けします。
ここでは、面のサイズ合わせのポイントを解説します!
頭がきちんと入るサイズ
まずは面に頭を入れ、おでことあごが面の内側(それぞれ天と地といいます)に触れるかを確認します。ここが触れない面はサイズが小さすぎるので、使用には適しません。
使用するにつれて面はわずかに伸びるので、ベストサイズは「おでこも顎もつくけどほんの少しきつい」というものになります。
ただ、小学生や中学生など、日々成長している場合は少し余裕のあるサイズを選んでもいいでしょう。
次に注目するのは「物見」
物見(ものみ)とは、面金の間隔が一番広くなっている部分のことで、ここに目の高さが合っていると視界が最も広くなります。
(できれば面紐を縛って)面を着け、自然に前を向いたときに物見が合っているかを確認しましょう。
これが非常に重要で、姿勢や打ちを受けた時の痛さに関わるので必ず合っているものを選びましょう。
逆に物見がぴったり合っていれば成長を見越して多少大きいサイズの面を選んでも問題ありません。
まとめ
物見と目線の高さが合っていて、わずかにきついサイズ。この感覚で面を選ぶことによって、無理のない美しい姿勢の構えに近づけるだけでなく、稽古を重ねるたびに面が自分の頭にフィットするようになります。
今までサイズの合わない面を使っていた方は「視界が広がった!」「構えるのが楽になり疲れが軽くなった!」と驚かれるかもしれません。
サイズ合わせのこだわりが稽古の充実度に影響します。
この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。
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