「しかけていく技」の種類

剣道を考える

初段審査では初めての学科審査に挑戦することになります。
技能だけでなく、理論も身に付けてより厚みのある剣道を目指しましょう!

学科審査における体系

学科審査においては「『しかけていく技の種類』を3つ以上書きなさい」と「『しかけていく技』を1つあげ、簡単に説明しなさい」という2つの設問に分かれることがありますが、この記事ではこれらの内容を統合して解説します。

相手が崩れている時の技

相手がこちらの攻めによって変化したときや、相手自身の自発的な攻め込みなどによって構えや体勢に変化が生じたところに打突する技です。

一本打ちの技

前に踏み込み、一刀両断の心持ちで相手の隙を打つ技です。

出ばな技

相手が打ち気を起こした起こり端(動きはじめ)を打突する技です。

出ばな面・出ばな小手が一般的です。

引き技

鍔競合いの状態から、あるいは体当たりの反動を利用して後方に体を引きつつ打突する技です。

引き面・引き胴(左右)・引き小手があります。

上段技

上段の構えから打突する技です。
見えている打突部位を狙うだけでなく、相手の動きの変化を誘う技の出し方も多くあります。

崩して打つ技

相手が崩れていない(どこも空いていない)状態のとき、それを崩した上で直ちに打突する技です。

払い技

相手の竹刀を払い、構えが崩れたところを打突する技です。

払い面・払い小手が一般的です。

巻き技

相手の竹刀を巻き上げたり巻き落としたりして構えが崩れたところを打突する技です。

巻き落とし面・巻き上げ小手などがあります。

二・三段の技

まずいずれかの打突部位を打突し、それに相手が反応して変化があったところを打突する技です。

小手面・小手面胴などがあります。

かつぎ技

竹刀をかつぎ、それに相手が反応して変化があったところを打突する技です。

かつぎ面・かつぎ小手などがあります。

片手技

剣道では諸手で打突することがほとんどですが、相手の意表をついて片手で技を出すことで相手が反応して変化が生まれます。その変化を見越して(予想して)打突するのが片手技です。

かつぎつつ半面を打つのが一般的です。

まとめ

しかけていく技には、以上のように様々な種類があります。分類や代表的な技を理解し、適切な場面で技を出せるように修錬しましょう!

この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました