竹刀の構え方と納め方

剣道を考える

初段審査では初めての学科審査に挑戦することになります。
技能だけでなく、理論も身に付けてより厚みのある剣道を目指しましょう!

所作のイメージは「日本刀」

構えを作る(刀を抜く)ときも納めるときも、所作は日本刀での動きを基に作られています。
竹刀は円柱に近い形で鞘に入っているわけでもないですから、単に構えたり納めたりするだけなら決まった動きがなくても誰でもできます。

しかし、そこは武道としての剣道。
自らの刀に対する敬いの気持ちも込めて丁寧に所作を行おうということです。

以下、日本刀での所作を解説します(刀の扱いは流派などにより様々ですから、あくまで竹刀での所作への理解を深めるための一例として読んでください)。

抜くとき

  1. 礼(目礼)をする
  2. 刀を帯に差す(帯刀)
  3. 前進し、右足をやや出しながら鯉口を切る(鍔を親指で押して少し抜く)
  4. 刀を斜め上から抜く(刀は長いので左腰などをやや引きながらこのように抜かないと引っ掛かって抜けません)
  5. 左手も柄にやり、蹲踞する
  6. 立ち上がる

納めるとき

  1. 蹲踞し、刀の峰を手の股に滑らせて切先を鞘に落とす(抜くときと同様に左をやや引きます)
  2. 静かに鞘に刀を納め、右手をももの上に置く
  3. 立ち上がり、右手は袴のひだを押さえる心待ちで自然に体に沿わす
  4. 後退し、刀を帯から抜く(提げ刀)
  5. 礼(目礼)をする

竹刀での所作

日本刀での所作を参考に、竹刀での所作のおさらいをしましょう。

抜くとき

  1. 提げ刀(竹刀の角度は30度程度、最低限の力で持つイメージ)
  2. 目礼
  3. 帯刀(位置が低すぎることがあるのできちんと帯の高さで、右手は自然に体に沿わす)
  4. 右足から前進し、3歩目を踏み出しつつ竹刀を抜き始める
  5. 左足を引き付けて蹲踞しながら竹刀を斜め上(45度くらいをイメージ)から抜く
  6. 立ち上がる

納めるとき

  1. 蹲踞
  2. (抜くときの軌跡をなぞるようなイメージで)竹刀を斜めに返して左手に持ち替え、右手をももに置く
  3. 立ち上がる(竹刀は45度で帯刀、右手は袴のひだを押さえるような心持ち)
  4. 左足から5歩後退し、5歩目の後右足を引き付ける
  5. 提げ刀
  6. 目礼

押さえておきたい注意点

学科審査での回答は「竹刀での所作」にまとめたようにすれば問題ありませんが、これに加えて注意点も押さえておきましょう。

竹刀の刃の向き

竹刀は構えた状態では刃(弦の反対側)が下を向きますが、提げ刀および帯刀(刀が鞘に納まっている段階)では日本刀と同様に刃が上を向いています。

目付けと心持ち

目礼から始まり目礼に終わる所作ですが、当然その間も目付けを離してはいけません。
また、どちらかが勝手に刀を抜いたり納めたりするのもおかしなことですから、必ず合気で行いましょう。

この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。

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