「面」各部の名称

剣道を考える

剣道の防具が「面」「甲手」「胴」「垂」からなっていることはみなさんご存じのことでしょうが、では各部の名称はどうでしょうか。

詳細に部品などの名前を知っているとお手入れや修理の際に便利ですから、ぜひ覚えましょう。

各部の名称

面布団

芯材を布や革で包んで縫い合わせた部分です。

耳革より下、肩に掛かる部分を特に「面垂(めんだれ)」と言い、革が張ってある部分を「面帽子(めんぼうし)」と言うことがあります。

面金

顔を防御する金属製の部品です。

縦の1本を「縦金(たてがね)」や「縦ヒゴ」と言い、横の14本(普通サイズ)を「横金(よこがね)」や「横ヒゴ」と言います。

「突き垂(つきだれ)」と言うこともあり、突きから喉を守る部分です。

面縁

面金を面布団と接合するためにぐるっと巻かれている革製の部品を「面縁(めんぶち)」と言います。

耳革

飾りとしてだけでなく、閂を通す際の補強の役割を果たします。

閂(かんぬき)は面垂と顎の付け根(顎巻き革)を固定する紐状の部品です。

面紐

着装の際、面を頭部に固定するための部品です。

面乳革

乳革は主に「ちかわ」と読み、面紐を面に付けるための部品です。

内輪

顔の当たる部分で、「頬輪(ほおわ)」などとも言います。

天・地

おでこの当たる部分を「天」、顎の当たる部分を「地」と言います。

内垂

「臆病垂(おくびょうだれ)」や「用心垂」などとも言われ、突きが外れたときに喉を守るための部品です。

この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました