切り返しの指導上の留意点

剣道を考える

剣道の稽古においては体力や技の鍛錬だけでなく、理論を学ぶことも大切です。

四段以降は「指導者」の位であると言われますから、自分の中で理解するだけでなくそれを教えることができるように技能や理論を身に付け、より厚みのある剣道を目指しましょう!

切り返しの目的・効果

切り返しの目的についてはこちらをご覧ください。

指導上の留意点

構え

良い稽古は良い姿勢から。

元立ちと向き合った際の構えの姿勢・握りなどを指導します。

振り

肩の力を抜いて柔らかく竹刀を握り、左右とも45度程度の角度で振るように指導します。

また、速く振ろうとして振りかぶりが小さくならないよう左拳を頭上まで上げるよう指導します。

刃筋

打突の際、竹刀の進行方向と刃部の向きを一致させるために手首をしなやかに使うように指導します。

手の内

切り返しは左右面を竹刀で受けることが一般的ですが、通常の打突と同様に打突の瞬間の冴えを意識し、鋭い打突となるように指導します。

また、左手が正中線から大きく逸れないようにも指導します。

間合

正面打ちは一足一刀の間合から行い、左右面打ちも物打で左右面をとらえる意識をするように指導します。

体捌き

前後に均等な幅で体捌きをするとともに、上体が振りに合わせて上下動しないように、また引き付け足を打突の瞬間に鋭く引き付けるように指導します。

呼吸法

呼吸は可能な限りひと息で行うようにし、特に左右面を打つ間は息を継がないように指導します。

習熟度に応じた指導

初心の段階では正しい形と充実した発声を意識し、習熟するにつれて振りの速さや強さを向上させるとともに、本数を変えるなどしてより効果的な稽古となるように指導します。

深い理解につながる説明

切り返しの目的・効果について説明し、各注意点を納得感を持って意識させ、体系だった効果的な稽古になるように指導します。

解答例

以上を踏まえて「『切り返しの目的・効果』について説明し、『指導上の留意点』を述べなさい」への解答例をまとめましょう。

切り返しは剣道の基本動作が組み合わさった稽古法であり、構え・手の内・体捌き・踏み込み・間合・呼吸法といった様々な要素の修錬をすることができる。

また、このような技・動きの稽古という目的だけでなく、一連の動作を「気を切らずに」連続して行うことによって体力を鍛え、高い集中力や旺盛な気力を養う目的もある。

指導上の留意点は以下のようなものが挙げられる。

  1. 元立ちと向き合った際の構えの姿勢・握りなどを指導する。
  2. 肩の力を抜いて柔らかく竹刀を握り、左右とも45度程度の角度で振るように指導し、速く振ろうとして振りかぶりが小さくならないよう左拳を頭上まで上げるようにも指導する。
  3. 打突の際、竹刀の進行方向と刃部の向きを一致させるために手首をしなやかに使うように指導する。
  4. 切り返しは左右面を竹刀で受けるが、通常の打突と同様に打突の瞬間の冴えを意識し、鋭い打突となるように指導し、左手が正中線から大きく逸れないようにも指導する。
  5. 正面打ちは一足一刀の間合から行い、左右面打ちも物打で左右面をとらえる意識をするように指導する。
  6. 前後に均等な幅で体捌きをするとともに、上体が振りに合わせて上下動しないように、また引き付け足を打突の瞬間に鋭く引き付けるように指導する。
  7. 呼吸は可能な限りひと息で行うようにし、特に左右面を打つ間は息を継がないように指導する。
  8. 初心の段階では正しい形と充実した発声を意識し、習熟するにつれて振りの速さや強さを向上させるとともに、本数を変えるなどしてより効果的な稽古となるように指導する。
  9. 切り返しの目的・効果について説明し、各注意点を納得感を持って意識させ、体系だった効果的な稽古になるように指導する。
※学科審査がレポート形式の場合などで本記事の内容をそのまま利用することは剽窃となりますので、ぜひこれを参考にご自分の言葉で考えてみてください!

この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました